やらなきゃ→やりたいライフへの未知

なんか幸せになりたい、なんて漠然に思う日々に気づいたことを書き綴ります。あなたに役立つ記事があればお互いラッキー♪

【気づき】【本】不完全である勇気(まんがで身につくアドラー 明日を変える心理学)

またしても良い本に出逢えました!

まんがで身につくアドラー 明日を変える心理学

「嫌われる勇気」(https://amzn.to/3BJuYCF)をはじめとして一世を風靡したアドラー心理学に関する一冊であり、ブームとしては落ち着きを見せたもののアドラー心理学自体は不変ですので、今もいつだって楽しめる一冊。

またしてもマンガによる分かりやすい噛み砕き実用書籍にて、小生の読解力の低さが目立つことを差し引いてでも、オススメしたい本書です(笑)。

 

構成としては、

「7つの習慣」マンガ版(https://amzn.to/3zUFiaM、こちらも面白いのでいつか紹介します。)みたいに、章ごとに 悩みを持った主人公がそれぞれいて、全章通じて出てくるカフェにアドラー心理学に精通したマスターと、場を和ませ役のアルバイトの女の子が登場します。主人公たちが悩みをマスターに話し、アドラー心理学的な解決策としてこう考えていこう!こう行動していこう!と提案していきます。その後の作用はどうなるのでしょうか、という感じです。

 

章立て構成は、

  • 負けられない理由 ~優越感と劣等感~
  • 生きがいの創り方 ~ライフ・タスク~
  • 自分らしく生きるために ~課題の分離~
  • 気が弱くても、気持ちは伝えられる ~家族会議~
  • 自分の評価は自分で決める ~意味づけ~
  • 新しい私になる勇気 ~ライフスタイル~
  • ゲームオーバーなんてない ~不完全である勇気~
  • 違うからこそ、すばらしい ~共同体感覚~

 

私の場合は、最初の章で「優越感と劣等感」でいきなり考えさせられましたね。。。

自分なりの勉強をして、成功したい!と思っているのもまた優越感を感じたいからであり、それは知らず知らずに持っていた劣等感から来ていたんだなぁって・・・。価値を人との相対で捉えるんではなくて、あくまで自分自身の良い悪い、好き嫌いで捉えていこうと思い直すことができました。

 

続きまして、私が一番感銘を受けたのは、「不完全である勇気」の章でした。

この章の主人公ほどではないのですが、やたら完璧主義を目指したがってる私がいます(不本意ではあります。。)。というか、損得勘定を結構気にしがち(泣)。仕事やら家事やらで、やんなきゃタスクが複数ある場合に、「あれやってから これをやった方が効率的。」とか考えたりしちゃいます。で、この考え方の何が嫌かっていうと、アレコレ考え過ぎが先立っちゃって、不必要に考えるエネルギーを消費、脳疲労が発生(号泣その1)。その挙句、行動自体が面倒になって、行動しない。。。(号泣その2)。なんてことをしでかしてしまいます。行動が無ければ結果もない。唯一 有るのは、やらなかった事に対する後悔だけ。。。本末転倒。。。(大号泣)

で、話は戻ります。

主人公は、不完全である勇気を持って行動し、その結果、失敗します。

この時、マスターは

「不完全である勇気」とは「不完全でもめげない勇気」でもある。

と言い、「失敗はただの結果であり、意識すべきは目標のはずだ。」とも諭してくれます。

40代の私だって未だに、若い主人公のように「自分ってダメだな。能力ないなぁ。。」とかしょっちゅう思っちゃいがちなんですけど、いやいや、そうじゃないんだ、人は誰しも不完全な存在なんだよ、と励ましてくれる一冊でありました。

 

本書は2014年の本ですが、アドラー心理学でいう「全ての悩みは、人間関係に通じる」という考え方は今も今後も不変でしょうし、他の章も併せて結構役に立ちます。

是非、気になったらご賞味ください!

 

ちなみにご注意点として、前回のブログでも書きましたが、

【気づき】どんなにいい言葉でも、毒にもなりうる - やらなきゃ→やりたいライフへの未知

ある程度、自分特有の性質を見つめながら、自分に合うかな?なんて探りながら読んでくださいね。

 

追伸

読み方ポイントはやっぱり登場人物に感情移入しながら読もうとする、ってことですよね。どうせ本を読んで自分の時間を使うのなら、少しでも有意義になるよう自分自身で仕向けていく、自分に気遣ってあげる、その方が自分にとって優しいかなって思います。