やらなきゃ→やりたいライフへの未知

なんか幸せになりたい、なんて漠然に思う日々に気づいたことを書き綴ります。あなたに役立つ記事があればお互いラッキー♪

【気づき】【本】あんたはダメじゃない(やさしくわかる認知行動療法)

あんたはダメじゃない

ハル(猫・オス・7才)の言葉です。

仕事でとことん落ち込む梨香に対して、ハルはこう続けます。

認知行動療法を学べば自分の心をコントロールできるようになる

 

認知行動療法」とは、

メンタル疾患の心理療法の一種で、認知に働きかけて気持ちを楽にする、という手法です。

が、

私たちを取り巻く日常の中にある うつ病未満の落ち込みなどにも、心を整える方法として活用されだしているとのことで、ストレス社会に生きている私たち全員が知っておきたい手法です。

 

はい、またしてもマンガの実用書です(笑)。だって読みやすいし、分かりやすいんだもの(涙)。無理やり文章読んで頭に入りにくいんだったら、マンガっしょ!(苦笑)はい、言い訳ですかね、ごめんなさい(笑)。

とはいえ、

この手の実用書によくある、マンガストーリーと補足説明する文章、という関係性よりは、文章の説明に導入するためのマンガストーリーっていう関係性でした。なので、文章とマンガの割合はが(私の感覚で)半々くらいで思ってたより文章多めで、ぐぬぬぬ・・・(泣)。

 

それはさておき、気になる認知行動療法の内容はというと、

「事実」を 私たちは「どういった思い」(←「認知」)によって捉えた結果、

「どう感じている」のか、を見直してみよう!という手法です。

 

もっと明解にすると、「ABCモデル」と呼称される以下の流れになります。

A.事実(状況・出来事)

  ↓

B.認知(考え・信念)

  ↓

C.結果としての感情・行動

 

本書にある例「上司に挨拶したが、上司は何も言わずに通り過ぎた」という事実があるとします。この事実は1つに対し、2つのパターンの受け取り方を見てみます。

 

パターン1

A.事実(状況・出来事)

「上司に挨拶したが、上司は何も言わずに通り過ぎた」

  ↓

B.認知(考え・信念)

「上司は自分のことを嫌っているかもしれない」

  ↓

C.結果としての感情・行動

「不安になる・・・」

 

パターン2

A.事実

「上司に挨拶したが、上司は何も言わずに通り過ぎた」

  ↓

B.認知(考え・信念)

「たまたま聞こえなかったんだろう」

  ↓

C.結果としての感情・行動

「気にしないので何も変わらない」

 

どうですか?パターン1と2とで「B.認知」が違うだけで、「C.結果としての感情・行動」が、こうも違うんだなぁ、と。「B.認知」を意図して変えることで、「C.結果としての感情・行動」を変えていこうぜ、っていうのが「認知行動療法」なんですね。

 

言わずもがな、パターン2の方が幸せではあるものの、

例えば、私が前日に上司に怒られていたとしたら、ついついパターン1の認知を選択すると思うんですよね。

つまりは、認知を変える、というのは決して簡単じゃぁありません。

 

なので本書では

ステップ バイ ステップで順序立てて変えていこうよ、と提案しています。

  1. 状況を整理し、状態を観察する(セルフモニタリング)
  2. 考え方のクセをつかんで、考え方を変化させる(考え方10選、考えの硬さ)
  3. 行動を変化させる(行動モデル、行動パターン)

 

各項目での 具体的手法があります。

例えば「1.」なら「状況確認シートと」いうテンプレートを使って自分の状況・状態を書き出します。テンプレにあるのは

  • 状況・出来事(事実)
  • 思考・イメージ・記憶
  • 行動
  • 感情
  • 身体・感覚

これらを自分を書き出してみる。そして、繰り返していく。

自分のログ、書き出した自分データから、自分の考え方のクセが炙り出てきます。

で、次のステップ「2.」につなげていく、という感じです。

 

 

最後にこれだけ触れさせてください。

「2.」で、「考えの硬さ」っていうのがあります。これもまた、面白い考え方なんですよね〜。

事象に対する思いの言葉を、硬さでなぞらえてみると。。。

 

硬い:こうあるべき

柔らかい:だといいなぁ

ドロドロ:どうでもいい

 

自分の認知で「こうあるべき!」という思いが出て来たら、考えの硬さを少し変えてみて「〜だといいなぁ」という言葉に置き換えてみます。するとあら不思議。心の負担が減るんです。しかも、自分の考えを全く新しいものに変えた訳じゃないんです!

 

いやぁ〜、なんてやさしくて、なんて素晴らしい手法なんでしょう。。

後はひたすら練習あるのみ。

やるべしっ!やるべしっ!やるべしっ!

他にもたくさん面白くて納得の考え方が盛りだくさんなので、また別の機会で記事を書いていきますね。

本当に良い本、あなたの助けにもなる、といいなぁ(笑)。

 

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