やらなきゃ→やりたいライフへの未知

なんか幸せになりたい、なんて漠然に思う日々に気づいたことを書き綴ります。あなたに役立つ記事があればお互いラッキー♪

【気づき】合理主義には御用心

「自分の気持ちに、嘘ついてないですか?」

 

合理的

無駄なく効率的、能率的である様。

理性、道理に合っている様。

 

ここ数年で、日本社会では「合理的に考えることが正しい」という風潮が広がって来ていると思います。

広がるのも納得。ネットがここまでライフライン化、生活に必要不可欠なインフラと化した現代社会で、情報がたやすく手に入り、今まで知り得なかった情報も明るみに出てくるようになりました。そこには、社会構造の中にはびこる利権とか癒着とか既得権益とかも目に付くようになりました。江戸時代の悪代官よろしく、御用だ!成敗だ!と、私たちは許せなく思うし、私たちの中に不公平感も湧いて来ます、「ズルイ」と思います。

だから、

人の欲が過ぎることで合理性に欠ける社会の構造に対し、合理的に考えることで本質を見極め、不要なズルさを排除したい、そういう考え方、当然の摂理なんじゃない、って思っちゃいますよね。

あ、話がでっかくなっちゃいました(汗)。

 

合理主義を自分視点で考えたって、やっぱりメリットはあります。

目的・目標にターゲットを絞って考えれば、遠回りしないで解決策も出やすいし、次から次へとついつい出てくるウザい雑念を取っ払うにも都合がいいし。決めきれないことも合理的に考えて、前に進むことができる。

合理主義はこの社会では何かと便利だし、合理的に解決策を導いたり、相談事もバッサバッサと斬り裂くインフルエンサー達は、非常に魅力的で人気者であるのも至極納得です。

 

ただね、

ちょっとだけ注意が必要です。

「合理的に考える」という指向に引っ張られ過ぎると、

幸せを感じる自身の主観、自分の気持ち自体が蔑ろ(ないがしろ)になってしまいます。自分の思いを、自分で置いてきぼりにしてしまいます。

合理主義が行き過ぎると、これは不要だ、切り捨て御免!排除!が行き過ぎて、無駄・不要を許容する余裕がなくなっていきます。結果、ギスギスしてしまいます。

 

でもね、非合理主義でもいいともまた、みんな実感として分かっているはずなんです。無駄もいいなぁ、と。

例えば、東京駅。(参考イメージ:東京駅 - Wikipedia)(参考動画:東京駅丸の内口エリア ライブカメラ - YouTube

周囲に高層ビルが立ち並ぶ中にあっては、ポツンと背の低い駅の建物。周囲の景色も相まって、東京駅の上空は広い空間、まるで大きな天窓みたいです。毎日、人の流量が多い東京駅なら、背を高くしていろんなお店を構えたら、多くの売上も見込めただろうに、あくまで背の低く駅建物を構えた。。。丸の内口側は、駅から出ると目の前に贅沢で大きな区画が広がります。あんな大都会にあるのに、東京駅の地価は高いだろうに、色々な施設を作れただろうに、多くのお客さんを見込めたはずだろうに。。なのにあんなに何もない広い区画。。

でも、わたし達はそこに行くと、なぜかそのスペースに心の余裕、贅沢感、なんとも言えない開放感、いいなぁ、って感覚を味わうのです。合理主義では決して味わえない世界です。

 

自分視点で考えてみても

「あぁ、幸せだなぁ・・・。」

そう感じる気持ち自体に、道理も理性も損得も合理性もないんです。

走る電車を見て幸せに思う、

きれいな花々を見て幸せに思う、

鳥の写真を撮って幸せに思う、

きれいな空を見て幸せに思う、

美味しいもの食べて幸せに思う、

思い出の場所に行って幸せに思う、

旅路で幸せに思う、

大切な人たちと一緒にいて幸せに思う、

一人でゆっくりして幸せに思う。。。

 

感じるものは何であれ、幸せを感じるのは一人ひとりの主観であり、感情です。

その人たらしめる感情も、合理主義の前では時に、無駄・不要と判定されかねません。感情があるから無駄・不要なことをするんだよ、と。。。

 

ですが、

他の人が見たら どうでもよくても、

アナタが幸せに感じること・もの、それはアナタにとって必要なこと・ものです。

他の人が何と言おうと、大切にしましょう。

 

適度に合理主義で、適度に非合理主義。

自分の中のいいあんばいの割合・バランスを調節しながら生きて行きましょ。

また、固形でもないんで、人の心も身体も少しずつ変わり行くもの。時の流れの中でまた、自分の幸せに感じること、ものも変わります。

その時の自分の中の、幸せに感じること・ものを大切にしながら生きて行きましょ。

 

 

自分の中で「俺の生き方、何か違うなぁ・・・。」

と思い始めて来たら、思っていたら、それは

「人としてこうしなきゃいけないよね」という理性や、「世間の常識」という道理に合わそうという考え方ばかりで、自分の気持ちをおざなりにしているからかも知れませんよ?。

はい、それは私です。。。(汗・涙)

ということに気づいた今日この頃です。

「自分の気持ちに、嘘ついてないですか?」