やらなきゃ→やりたいライフへの未知

なんか幸せになりたい、なんて漠然に思う日々に気づいたことを書き綴ります。あなたに役立つ記事があればお互いラッキー♪

【転職活動記】(11)起業か転職かそれが問題だ(参)

前回(

【転職活動記】(11)起業か転職かそれが問題だ(弐) - やらなきゃ→やりたいライフへの未知

)は

「自分が知らない + 他人が知ってる」自分を知るべく

「駄目元で人に会いに行こう」作戦をやってみて

元・上司に会いに行ったお話でした。

 

フリーランスに傾きかけた淡い自分の方針が

「転職するのも悪くない、失敗したってやり直せばいい。」

と、心をラクにしてくれる転職もあるんだと気づきを得ることが出来ました。

 

ちなみにここで、

「もう45歳で良い歳だし、そんな次がどうのこうの言ってたらもうだいぶん手遅れなんじゃ・・・。」

なんて思いは湧いて来なかったですね。

単純に調子ノリで思い至らなかった(笑)、ということもあるし、

それ以上に

「あーだこーだ考えてたら結局何もできない。」

という、ワタシの中でよくある思いに至って、結局行動未遂にまた終わる・・・。

というのは、「もう嫌だっ!」という思いが強くて、

ネガティブには思えなかったですね。

 

ただ結局、自分が何に向いているかは不明だったけど・・・(苦笑)。

 

 

さてさて。

元・同僚元・部長の、二人の"一人法人社長”に会いに行き、

フリーランス」("個人事業主"、"一人法人社長"の意味も含むことにします。)、

自分には出来ないな、、、

と徐々に思い始めていました。

 

ワタシの能力的にも細かい確定申告だとか、

それにまつわる会計処理などは苦手だし

フリーランスになったところで、

自分の能力だったら、

前職の年収にプラス数十万円程度で、

細かいお金の計算をするのは面白くないな、

と考えたからです。(ワタシの場合は、です。)

 

なお、年収は推定で、

前々回のギラギラ元・同僚が、

仕事を受注した際の単金を教えてくれて算定しました。

平均年収のだいぶ下ですので、

割ともらっていたんじゃないか、

とあり得ない誤解なきよう。。。(泣)

 

何より、

フリーランスで働くという形態が、

結局今までの常駐型エンジニアでの働き方と何ら変わりがない。

これを避ける為に退職したようなもんですから。

 

 

そんな頃でした。

以前のある現場で出会って仲良くなり、

そこから定期的に会う仲良しの友人と話す機会がありました。

(この彼もいたワタシの悲劇→喜劇ネタはコチラ(笑))

 

実は彼も、またもや"社長"。

(社長って意外にいるもんですね(笑))

"一人"法人ではなく、"少数(七名)"法人の社長。

役職付きの人たちとゴルフなど遊びもやりながら

頑張って会社を回している方です。

 

ワタシが退職の報告をしたところ、すぐに電話をくれました。

個人的なことはよく知るも、

社長としての働きはそこまで知らないので、

ワタシも興味がありました。

 

今までの経緯を詳細に報告すると、

彼は、

ワタシの前職での給与がいくらぐらいかを具体的に聞いてきました。

 

「ウチの会社に来ないかい?」

 

前職の年収は維持できるよと、

ワタシを会社に誘ってくれたのでした。

正直、彼がワタシに、早急にアクセスしたがっていたので、

そんなことかなぁとは予測してました。

 

正直、彼の打算的な性格が薄ら見えてあまりいい気持ちはしなかったです。

ワタシの気持ちの動きなどについては

大して興味なさそうだったので、友人としてはどうなん?って感じでした。

もちろん、非常にありがたいのは言わずもがなですけどね。

 

ですが、

丁重にお断りさせてもらいました。

冒頭にも書いたように、何より、

この請負でのシステム開発する形態は、

ワタシにとって回避したいポイントでしたので。

 

お断りした後は軽く雑談しましたが、

元・部長がくれた活動案(というか心持ち)の

プロジェクト的に転職する、というのはいかがなものか。。。

とお叱りが。。。

確かに企業を運営する側の社長から見れば

ご立腹するのもごもっともですね。(苦笑)

 

 

さて、今回はもう少し続きます。

ここのところ、

会いに行く(話を聞く)人たちが

社長タイプばかりだったので、社員タイプの人とも話したいなぁ〜

という気持ちが出たところに、

ふと思い当たる人物がいました。

 

随分と前、福岡時代で一緒に働いていた時、お世話になった先輩です。

 

彼は一兵卒の社員としてエンジニア業務をこなされている方ですが、

ITの申し子(だいぶおじさんだけど(笑))で

この幅広いIT業界にあって、広くて深い知識の持ち主。

 

過去には、彼ののめり込む働き方もあってか

メンタル疾患になったそうですが、

現在はすっかり回復し、IT業界でバリバリ働いている方です。

 

実は3年前に、療養中の一人旅をされていた先輩。

ワタシに会いに、わざわざ東京の働く現場まで来てくれたことがありました。

豊洲ららぽーとで、

おっさん二人肩を並べ、

海を見ながら半日ぶっ通しで話したこともありましたね(笑)。

 

そうした記憶の新しいこともあって、彼に連絡してみたのでした。

 

長い電話になる旨をご了承済みの上、

ある土曜日の夕方に電話します。

ワタシはまた、退職に至る前の経過から現在の状況などを報告しました。

 

 

しっかり聞いてくれる先輩。

その後、彼は、

今までワタシがどんな仕事をやってきたのか、

どんな思いだったのか、どんなことがやりたいと思ったのか、

などいくつかの質問をしてくれました。

 

先輩の質問に返答していく過程で、

IT関連の仕事であれば、上流工程の仕事がしたいということに

徐々に自分の中で認識していくのでした。

(「上流工程」については後述します。)

 

この転職活動を始めた時、

自分の中で次のお仕事は、

今までIT関連に身を置いてきた経験・知見を活かしつつ、

何か、今までやったことない仕事こそが

自分のやりたいお仕事なのかなぁ

なんて、ぼんやり思ってました。

 

でも、

今まで何気に続けてきたことの中にある小さなエッセンスの中に

自分がやりたい仕事、

具体的にどんな部分のお仕事をやったら自分がポジティブに思えるのか、

そういった事が分かってくるのでした。。

 

ここでちょっとだけシステム開発の工程について説明させてください。

 

ITシステムを一から構築し、リリースするまでには、

各工程に分けて、システム開発業務を進めていきます。(例外もあります。)

雑な説明で恐縮ですが、

要件定義→基本設計→実装→テスト→リリース

と各工程の流れがあります。

 

  • 要件定義:顧客がどういうシステムを作るかを定める(どんな機能があるかとか。)
  • 基本設計:実装(プログラミング)する際、どういった処理・データで実装するかを設計する。
  • 実装:プログラミングして実際のシステムを構築する
  • テスト:構築したシステムを動作して、想定通りの動き・データになるか
  • リリース:実装したシステムをユーザーが利用可能状態にする

 

前述の「上流工程」とは「要件定義」「基本設計」の工程を指します。

ワタシは特に、「要件定義」工程がしたかったんだ、

と先輩との話の中でぼんやりと思い始めます。

 

要件定義のお仕事とは、

システム構築したい顧客から、

顧客が日々どんな業務をしているから、

こうしたシステムを作りたい、

という話をお伺いし、

「システム化するならこうこうして、こういう機能が必要で・・・」

と定義・設計しながら

顧客との話し合いの中であーでもない、こーでもないと

設計段階を進めていくお仕事です。

 

過去に、

要件定義のお仕事を数度やらせてもらうことがあって

「お客様のお仕事がこうだからこういうシステムが必要なんだ。。。」

と、

何もないところからシステムの全体像が

お客様とのやり取りの中で

徐々に炙り出てくる・・・

 

理解が難しかったり、お客様の話していることを分かれなかったり

何かと大変だったけど、定まった時は、本当に楽しかった。

それから、

リリースを迎えることができて、喜び合った顧客担当者の方から、

「キミならこれからもいい仕事ができるよ。ありがとう。」

という感謝の言葉をもらえた事がものすごくうれしかったんだ、

自分の心が感動で震えたんだ。。

 

あぁ、そうか、自分は要件定義をやりたかったのか。

 

という思いが、だんだんと蘇ってくるのでした。

 

あれから時は経ち、そうした思いや経験が、

日々の雑務やネガティブな経験によって蓋を(自分で)してしまっていて

すっかり忘れてしまっていたけど、

間違いなく、あの時、あの感動が、あったんだ。。。

 

そんなワタシの心の中の思いにかまわず、

先輩は語り続けてくれます。

 

「「コンサルタント」という業務なら要件定義に近い仕事ができるんじゃない。」

と。

 

「もちろん厳密な定義は違うけど、今ならば時期がいい。」

とも。なぜなら、

コロナ禍にてより声高に「DX」が叫ばれるようになってきた日本ビジネス界。

エンジニア界隈の多くは思っていますが

単なる業務のシステム化も「DX」と言われるようになってきました。

(本来のワタシの個人的解釈「DX」とは、

デジタル化・クラウド化を進めて、シームレスや様々なデータ連携より、

より効率化した業務と、それによって生み出す新たなる価値の創造。

それを見据えたシステム化。)

 

だから、顧客にコンサルタントとしてシステム化の提案ができて

要件定義のお仕事できるチャンスもあるんじゃない?、

と。

 

なるほどねぇ。。。

 

更に先輩は続けます。

コンサルタント以外にも「社内システムエンジニア」の道もある。」

 

社内SE!

IT業界でない、一般の事業会社の情報システム部門にいるエンジニアです。

自社内の社員として、自社の業務に対するシステム化に寄与できる。

 

なるほどねぇ。。。先輩、すげぇっす!

 

だんだんワクワクしてきました。

これらは確かに ワタシがやりたかったお仕事なのかもしれない。。

ワタシの中でぼんやりとしていたものが

徐々に具体的になってきました。

 

という訳で、今回もかなぁ〜り長くなりましたが、

人と会う・話す作戦が功を奏し、

自分を動かす結果をもたらせてくれる流れになってきたのでした。

 

次回は、ワタシの気持ちの変化を一旦まとめていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

どんなお仕事であっても、自分の中で納得感を持てるより良いお仕事ライフを!

 

【転職活動記:リンク】

【転職活動記】(00)プロローグ以前(ワタシのご説明) - やらなきゃ→やりたいライフへの未知

【転職活動記】(01)プロローグ(なのにプロローグ以前の話) - やらなきゃ→やりたいライフへの未知

【転職活動記】(02)働らくとも もたげるモヤモヤ感 - やらなきゃ→やりたいライフへの未知

【転職活動記】(03)退職をようやく決意したワタシ - やらなきゃ→やりたいライフへの未知

【転職活動記】(04)辞めるなら・・・抑えたいポイント - やらなきゃ→やりたいライフへの未知

【転職活動記】(05)辞めたいと、妻に言ってみた - やらなきゃ→やりたいライフへの未知

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【転職活動記】(10)やりたいことは何ですか? - やらなきゃ→やりたいライフへの未知

【転職活動記】(11)起業か転職かそれが問題だ(壱) - やらなきゃ→やりたいライフへの未知

【転職活動記】(11)起業か転職かそれが問題だ(弐) - やらなきゃ→やりたいライフへの未知