「頭に来てもアホとは戦うな!」
何とも情熱的なタイトルですね(笑)。
ここで言う「アホ」とは、あなたがわざわざ戦ったり、悩んだりする価値のない人、理不尽な人のことです。もっと言えば、「アホ」と聞いてアナタの頭の中にパッと思いついた人物ですね(笑)。
本書が伝えたいことは、
自分の人生の時間は有限で貴重であり、「アホ」な人のことを考えたり、関わったり、ケンカしたりするのは、時間・エネルギーの浪費でしかない。もっと自分の豊かさの為に時間・エネルギーを使うこと。アホとの戦いは、華麗にスルー!
です(笑)。全くもってその通りですよね。
で、
その避け方が披露されていて、それがまた良くて、特に私の心に響いたのが「嫌な相手にこそやられたフリ」(笑)。
頭に来たなら敢えて、相手に花を持たせて、いい気分になってもらおう。相手の攻撃やいじめにやられているフリをしよう。そして、相手の力を引き込み、自分の目的に沿った行動をしてもらおう。自分の為に利用しよう。と(笑)。
これ、分かります〜。簡単な実例として、仕事で理不尽に難癖つけてきた相手がいたら、「流石です、そんなトコ よく見つけましたねぇ〜。気づきませんでしたわ、おかげでこのプロジェクトがうまく行きますよ、ありがとうございます〜。」みたいな感じで、文句を認めてあげて、敬ってあげて、で、またその人に黙って仕事をしてもらう、みたいな(笑)。ただ、私たちも、心を込めた言い方、素晴らしい?演技力が必要なので、難しいのは間違い無いんですが、それは必要経費の訓練ですよね。こちらの目的として、ちゃんと仕事さえしてもらえればいいので、頭だって簡単に下げられます。ですから、自分のやりたいことに意識を集中させ、相手のネガティヴに巻き込まれ無いことが大切。
と言う本書ですが、伝えたいことがほぼほぼ、冒頭の1、2章で全て述べられていると思います。なので、お時間ない人には、それ以降の章は割愛出来ると思います。
とはいえ、以降の章にも名言の数々があちこちに散見されるんですよねぇ。
- 自分の目的を遂行するには、「好きか嫌いか」よりも、「いいか悪いか」を優先すべき
- 「人生はそもそも理不尽なもの」という現実感覚を持てば、いかなる職場にいてもストレスは大きく減らせる
- ストレスの多い人は、何事にも過剰に期待をしている人
- 他人の期待に応えようとする人生ではなく、自分が真に生きたいと思う人生を生きる勇気を持っていたかった・・・
などなど、他にも多数。読んでいても、痛いトコつくなぁと(笑)。こうした自分のキラーワード探しも本書は楽しいところです。身の周りのアホ対策にぜひ、ご一読をお勧めします(笑)。
ちなみに、「アホ」と言う言い回しですが、これは本という形式だから気楽に受け取れるし、読んでて 笑いすら出ます。
一方、
身近に「アホ」と言う言葉を多用する人、居ませんか?。そういう人との話に出て来る「アホ」って、聞いてて、あまり気持ちのいいもんじゃないですよね。なんででしょうね。多分「アホ」が指す人が固有の人を指してたり、ごく少人数に特定できちゃうからでしょうか(笑)。周りから「アホ」と思われないよう、私たちは「アホ」と言う言葉はあまり使わない方がいいでしょうね〜。
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