「クセがぁ強いぃ〜」
(笑)。言わずと知れた千鳥・ノブのギャグですが、
私たちみんな、それぞれの考え方のクセって多分強いんじゃないでしょうか?
以前のこんな記事(【気づき】【本】あんたはダメじゃない(やさしくわかる認知行動療法) - やらなきゃ→やりたいライフへの未知)で認知行動療法のご紹介をしましたが
認知行動療法は、ネガティヴな事象に対する私たちの認知自体を変えていこうよ、という手法で
具体的には、感じ方を 事実と認知に切り分ける、
A.事実(状況・出来事)
↓
B.認知(考え・信念)
↓
C.結果としての感情・行動
という手法です。
ここで、
「B.認知(考え・信念)」については その人の「考え方のクセ(認知の歪み)」が影響している、
転じて、
考え方のクセに気づけばネガティブに感じることも軽減できるんじゃない?
という話です。
この本ではその考え方のクセを一覧にしてくれています。
私なりに要約すると、
【考え方のクセ】
- 少しのミスを完全な失敗に思いがち「白黒思考(全か無か思考、All or Nothing、0か1か)」
- 数度の失敗で、いつも自分は失敗ばかりしてる、と思いがち「過度の一般化」
- 概ね好評価だったのに、ある人からの批評に囚われ、全体的評価も低い、と思いがち「心のフィルター(選択的抽出)」
- 上手くいったのにマグレ・偶然だったんだ、と捉え、行為自体を否定的に捉えがち「マイナス化思考(トンネル視)」
- 現実的な他の可能性には目もくれず、行為に対する相手の心の勝手な推測(上司に報告し、そっけない態度で自分は嫌われてるんだ、とか)をやりがち「結論の飛躍:心の読みすぎ(読心術)」
- この病気は治らないんだ、と事態は必ず悪くなる方向で決めつけがち「結論の飛躍:先読みの誤り」
- 上手くいかなかったら、これで全て終わり。上手くいったら、些細なことだと決めつける、忘れる。といった拡大解釈・縮小解釈をやりがち「拡大視・縮小視」
- 何かやる時に「こんな不安なんだから絶対失敗する。」とか、ネガティブな感情を理由に結果を勝手に決めつけがち「感情的理由付け」
- 「こうあるべき」と思う自分の基準で自分や他人を見て、怒りなどのネガティブに陥りがち「「べき」思考(命令型思考)」
- 「2.」を応用させて「自分はダメ人間だ」とか「アイツはバカだ」とか決めつけがち「レッテル貼り」
- 自分や周りの人に嫌なことが起きたり、機嫌が悪かったりすると、すぐ自分が〇〇したせいだと勝手に自分のせいにしがち「自己関連付け」
どうでしたか?(笑)
あなたのクセはありましたか?
私、笑っちゃいましたよ〜。だってこれらの考え方のクセを、各種取り揃えて使っていて(?)
だから私はネガティブに感じてたんかぁ〜って分かりましたからね。。。
特に5.、6.の結論の飛躍を結構やってしまいがちで、先読みが利いてうまく行くこともあるんですが、先読みが誤ってたのか、会話してて相手から「?」って顔されることも結構ありますんでねぇ〜(汗)。
「クセがぁ強いぃ〜」(笑)
考え方のクセのせいで私たちは、
不必要に自分の感情をネガティブ方面に持っていってました。
それは、自分の人生にとって有益なことではないはず。
クセは強くて、しつこくて、私たちの脳にこびりついていますが、
都度振り返って、
「あ、これ、クセだ!クセがぁ強いぃ〜」(笑)
と、感じる必要のないネガティブな感情とはオサラバしちゃいましょ。
そう気づいた、今日この頃です。
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